本当の目的はクリエイティブであることではない

逆説的に書いてあるからちょっと分かりにくいけど面白い。

本当にクリエイティブになりたければ、今すぐやめるべき「5つのコト」

01.「やり切った」という考え方

02.自分は「オリジナルな存在」だと過信すること

03.居心地のいい場所に留まり続けること

04.周囲からの「やめておけ」を受け入れること

05.自分に妥協すること

これらをやめろということだから、本文から引用すると

01→終わりなく改善し続ける

02→他人の優れた仕事や研究、アイデアを学ぶ

03→常に変化をしつづけ、快適でない空間に飛び込む

04→他の人が思いつく前に行動する。理解されなくても構わない

05→自分に妥協しない

ストレートに言い換えるとこうなります。

最後の「自分に妥協しない」っていう項目は定義自体が難しいですね。

妥協しない対象である「自分」が持っているものは本当はなんなのか。

そこが明確になっている人は少ないんじゃないでしょうか。

ただ、ものづくりをするようになって常々感じるのが、

自分がOKを出したらそこがゴールという怖さを感じること。

そういう意味では5番の項目は理解できるし、

自分の中でGOしてしまったら誰も何も言ってくれないし、

あとは市場のシビアな目で自分の商品が判断されることになります。

クリエイティブであることそのものが目的ではなくて、

自分たちの起こしたビジネスで

どれだけ多くの人の問題を解決したり、

幸せな時間を作ることができたのか、という所が一番の目的で、

それをジャッジされるのが市場ということになるんだと考えています。

そういう意味では、妥協しないのは自分に対してというよりも、

ビジネスそのものに対して、という方がしっくりくるかも。

ものづくりだってリーンスタートアップの時代だと思っているので、

とにかくスピード感を持って小さくリリースして

市場で揉まれながら改善を繰り返すべきだという考えですが、

何個も企画をしていると

初期の頃に「よくこんな状態でリリースを打ったよな」「展示会に出たよな」

といった風に思い出してぞっとすることばかり。

自分の中での妥協点が上がってきたということなのかもしれませんし、

当時ノウハウの無い中で走るにはやむを得なかったとは今でも思うのですが。

いろいろプロジェクトを加速させていく中で、

数をこなせばこなすほど精度が上がっていくような、

量を質にに転化しつづける仕事をし続けていきたいと思っています。

interiorlifestyle2016-315

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株式会社ロンド工房 クリエイティブディレクター。商品の企画、製造、営業を行っている。てちょけん会長、ステラボP、K3事務局長など。