先週、ご縁あって古川紙工様の本社を見学させていただく機会がありました。
K3関連での企画が立ち上がりそうで、その打合せのための訪問だったのですが、
打合せ内容よりも会社見学に感動してしまって、その印象ばかり残っています。
道中、長良川沿いを走ります。朝の写真ですが山も水も美しい!
道中は山と古い民家という感じなのですが、
突如この建物が現れます。
一回エントランスもオシャレ!
こちら2階のテラス。
会議室もこんな感じです。企画が捗りそうですね!
その夜は社内の体制や今のビジネスに至る話を
古川社長にじっくり伺うことができました。
和紙ということを必要以上に意識させず、
普段の生活の中に自然に使うことが出来る
「和紙を知るきっかけとなる」商品がたくさんあるのが素晴らしいです。
その代表格で、年間35万冊売れているそえぶみ箋はなんと
「そえぶみ箋の使い方: 世界一短い手紙で気持ちを伝える 」という書籍になるということで
いまから刊行されるのが楽しみです。
古川社長の会社作りに関して、
「社長になるべくしてなった」方だなという印象をうけました。
人の為に場を作り、人に喜んでもらうことを喜びとされている。
それは社員を含めたあらゆる関係者に対してもそうなんだなと。
実際非常に明るい社内で、若い方がきちんと企業を学びながら活躍できる、素晴らしい環境です。
また、仕組み化や、社員への教育にも非常に力を入れられています。
本来見える化するのが難しそうなデザインの分野も含めて、
各社員の仕事の進捗を共有するような仕掛けが随所に施され、
和紙という伝統てきな材料を製品にまで仕上げて流通させる形が
完成されているのは圧巻でした。
ちなみに、美濃町の中には直営店舗も運営されています。
たくさんの紙雑貨に囲まれた、素敵な空間です。
美濃町は「うだつのあがる町並み」と言われています。
家と家の間の防火壁のことを「うだつ」と呼ぶのですが、
その豪華さを競い合った結果冨の象徴としての色合いが強くなったそう。
つまり、「うだつがあがらない」というのは、
うだつを作ることができない→甲斐性がない、ということですね。
本来家と家の間には1枚の壁があれば用が足りるのに、
競い合って建てた結果このように2連になった「うだつ」も見ることができます。
ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか?