新商品のコピーを書くことになった私。(→前回の記事)
うんうんうなりながらコピーをひねり出すのですが、
その過程を書く前に、ざくっと新商品のご紹介をしていきたいと思います。
次なる商品の正体は、塗り絵でした。
塗り絵、今すっごくアツいですよね。
文具屋さんや書店さんに行くと、必ずと言っていいほどコーナーがもうけられています。
どのイラストもとても繊細で、塗りごたえのありそうなものばかり。
・・・あれ?あの作家さんの作風にぴったりなんじゃ?
こちらは、作家のごとうあや先生の作品です。
ぱっと見ただけで目を引く、細やかなペン使い、優しい画風。
ヒーリング効果を求めてこういった塗り絵を買われる方が多いようなので、
このごとうあや先生の作風は、すとんとハマるのではないでしょうか?
一口にペン画といっても、甘めなイラストや辛口なイラストと幅が広いです。
近頃はアートに感性の強いユーザーが増加していること、
文具市場がギフト市場となりつつあることもあわせて、
今はやりの塗り絵を、
もっと身近に、もっと気楽に、もっとみんなで楽しめたら。
そんな風に考えたことが新商品のきっかけなのでした。
新商品のコンセプトは・・・?
この手の塗り絵は一人で黙々と没頭するもので、塗ったらそれで終わりか飾るだけ。
でも、せっかくの力作を自分の中にとどめておくのは、ちょっともったいない。
そこで、塗り絵のかたちを、本ではなく、ポストカード冊子にすることにしました。
これなら色んな想いをこめた作品を、大切なひとにメッセージとともに贈ることができます。
もちろん、贈らなくてもいいし、飾るだけでもいい。
もっと言うと、「塗らなくてもいい」んです。
塗り絵なのに?と思われるかもしれませんが、私たちは
細やかな塗り絵に対するハードルを下げたいという気持ちがあります。
塗り絵で遊びたいけど、自分のセンスに自信がない、塗るのが苦手、
そんな方でも楽しんでいただけるように、塗らなくても映える商品作りを行いました。
どうしても全部塗りきってしまう必要はないんです。
「ここにちょっと塗ってみるとかわいいかも」
気楽に、気軽に塗ってみたいという気持ちを
すくいあげられるといいな、と思っています。
商品のキャッチコピーを考えてみよう
と、こんな感じの想いがつまった新商品のコピーを考えることになりまして・・・。
塗ってもいいし、塗らなくてもいい自由さ。
塗った作品を誰かに見せたい、プレゼントしたい気持ち。
このコンセプトをターゲットである大人の女性に届けるにはどうすればいいか。
語りすぎるとくどいし、かといってフランクすぎるのも、微妙。
前回の記事の写真は、これをどう表すか四苦八苦していた証拠品です(笑)
あくまでさらっと、ユーザーを塗り絵の世界に誘うために、
さらにあれやこれやと考えてきました。
その結果は次回に。