こんにちは、むーすです。
私は人生20余年、「なんとなく」過ごしてきました。
「なんとなく」学校に通って、「なんとなく」進学先を選んで受験して、
「なんとなく」就活をしてきました。
その途中にこの会社に出会い、アルバイトとして働かせていただき、
自分が働いている未来のビジョンが想像できるようになってきて、
ようやく「なんとなく」でなく入社を決定することができました。
私はインターンシップは「なんとなく」行かなかったのですが、
今思えば「なんとなく」でもいいから色々参加してみても良かったのかなあと思っています、
「なんとなく」。
「なんクリ」の福田敏也さんのセミナー
「なんとなく」がゲシュタルト崩壊しそうになってきたところで、本題に移ります。
5/12(金)に、福田敏也さんの「777塾」という企画塾に参加してきました。
仕事をしていく上での企画を「なんとなく」で終わらせないための、
「企画の考え方の考え方」について聴講してきました。
講座のすべては書ききれないので、特に心に残った3つをご紹介します。
ポジティブ思考、ネガティブ思考
一つ目は、「固定する思考と成長する思考」について。
固定する思考をする人は、伸びないタイプ。失敗を避けたがり、他人の成功は脅威に感じる。自分の能力に限界があると感じている。
成長する思考をする人は、伸びるタイプ。挑戦を好み、他人の成功から学ぼうとする。自分の能力を未知数と捉えている。
他にも要素がありましたが、ざっくり分けるとこんな感じです。
うーん・・・。これって、必ずどちらかだけに当てはまるものではないですよね。
私は、どちらの思考も持っているかなあと思っています。
失敗を恐れるときもあれば、意気揚々と挑戦できるときもあるし、
他人の成功を見て「置いて行かれる!」とただ焦ることもあれば、「私もあんな風にがんばろう!」といい刺激になることもある。
書道においては練習したらしただけ伸びる、自分はやればできると思っているけれど、
対人関係となると自分なんて・・・と塞ぎがちになる。
でも、きっと両方の思考を持っていてもいいんですよね。
そこから、「成長する思考」の比率を伸ばせば、もっと伸びるよという話なんですよね。
私は、このポジティブな思考を持てる人間になるには、まず自分自身を好きになり、
信用できるようになる必要があるのではないかと考えています。
自分のことが好きじゃなかったら、自分のために頑張ろうと思えない。
自分の能力を限定してしまう人は、自分自身に可能性を見いだせない。
だからそうなってしまうと思うからです。
・・・はい、私のことですね。
でも多分私以外にも結構いますよね?こういう人。
なので、「固定する思考」の人の闇は深いと言いますか、
その考え方はよくないから改めようね!では済まない、
もっと根本的な治療のようなものが必要なのではないかと思います。
大事なのはひらめきだけじゃなくて・・・
二つ目は、「論理的思考と感覚思考」について。
企画の立案にはひらめきだけがすべてでないこと、自分の得意な思考のしかたで、
企画を考えていけばいいというお話でした。
私が現在研修で通わせていただいている宣伝会議の「コピーライター養成講座」でも、
ちょっと内容は違うのですが似たようなことを聞きました。
コピーライトは思いつきで作っているのではないこと、ひらめきはエッセンスになるけれど、
綿密な市場調査なども必要だし、それだけばかりではいけないということです。
私はずっと、何か人の目を引くような変わった企画を思いつくには、
ひらめき力すなわち「感覚思考」は必須だと思っていました。
そのため、ひらめき力が弱くても面白い企画は考えていけるんだと、
勇気をもらえました。
みんなと共通のものさしを作ること
三つ目は、「基準点を設け、そこと自分の考えた企画との間にどれだけの差分をつけられるか」について。
企画を「なんとなく」で終わらせないポイントです。
企画の受け手は、みな何かしらの基準をもってその企画の良し悪しを判断している。
具体的な基準がないと、人は判断することができない。
だからこそ基準が大事なのだそうです。
自分が企画を立てるときには、まず何をどういう風な結果に持っていきたいかを考えます。
そうして作った基準より、どれだけ上を行けるかということが重要になってきます、と。
理屈は理解できましたが、自分で作ったハードルをより高くジャンプして乗り越えるのって、
結構大変ですよね、
つい、「飛び越えられさえすればいいんだから。」と、本当ならもっと高く飛べたのに、
手を抜いてしまいがちです。
これをクリアするには、自分を甘やかさない強い気持ちと根気が必要そうですね。
考えれば考えるほど、自分に足りないものが多すぎる・・・。
何から手を付けていいかという感じなので、とりあえずこれからは自分の思考や行動に
一つ一つ理由をつけていってみようかなと思います。
「なんとなく」も防げますし、すべきことの優先順位もつけやすくなりそうです。