顧客?ユーザー?
それらはいままでもずっとやってきたこと。
そんなことができないようではクリエイティブじゃない。
今必要なのは、
「ビジネス全体」「事業」そのものの姿を想像すること。
これ、本当に大事。
誰が何をやりたがっているか。
それによって何が生まれて、誰が喜ぶか。
世のため人のためになっているか、
自分自身の正義にも適っているか。
クリエイティブの仕事なんて価格があってないようなもの。
クライアントが儲かれば自分の価値も上がるし、
その為にはエンドユーザーを喜ばすのは当然として、
ビジネスのどの部分に自分は関わっていて、
どこが足りなくて、
自分ならどこを補完できて、
どういった価値を提供できるのか。
このビジネスが発生した理由は何で、
お金は誰が出していて、
継続性、将来性はあるのか、とか。
そこまで考えてクリエイティブしてるのかと。
ビジネスの成功とはなにか?
そのイメージをクライアントと共有できているか?
MacやAdobeのソフトもクオリティが上がって、
ウェブ上にこれだけノウハウや素材が転がっていて、
誰でもハイレベルな制作物を簡単に作れるようになったのに、
未だに業界標準、常識で物事を語っていては未来が無い。
その制作物、クライアントを成功させられていますか?
ま、ここがディレクションの腕の見せ所なんだろうし、
人を動かせるからディレクターなんだろうけれど。
やる気と場数、普遍的なコミュニケ—ション力とモノを見る目を養っていけば、
ディレクターなんて誰でもできる仕事だと思うし、
それをやっている人間が少ないから、自分ならできると
そう信じて仕事をしてる訳です。
自分で背負って、自分で動かさなきゃ。面白くないでしょ?
ビジネスを考えることは、世の中を考える事に似ている。
広く、深く、考えていかなきゃね。