2017年8月5日K3としてKDM.txtでイベントを開催します。
とんでもないものを見てしまった、というのが正直な感想です。
先週の出張の最後に
3月にオープンしたKDM.txt様を訪問させていただきました。
扉を入ると広がる、神殿のような開放感のある空間。
入った瞬間に目に飛び込んでくる階段。
その上にある照明は、和紙で作られています。
天井の折り鶴のモビールはスタッフが手作りしたもの。
入っているスピーカーは大垣にあるムジカのもので、
この2本だけで全てのBGMを担当しています。
空間の広さも相まって、まるでずっとライブを行っているような感覚。
アコギの音とか響くと最高です。
特別に2回のスピーカーのあるステージに上がらさせていただきました。
ここから見ると空間の贅沢さがよくわかります。
真正面には隣の結婚式場が見えるのですが、
借景にしてはできすぎているような感じがします。
魂の入った選書
2階に上がってすぐのところにある6冊の本。
スタッフの方が選書された本がPOPと共に並んでいるのですが、
そのタイトルが「わたしたちの魂のいっさつ」。
この言葉を見た瞬間に鳥肌が立ちました。
その右側には(おそらくシーズンで入れ替わるのでしょうが)
ロボット、AI、ゾンビのコーナーがあります。
「人間とは」という問いかけを真正面からぶつけられています。
個包装された筆記具、自由に選べる替芯。
文房具は基本的に定番文具が8割とのこと。
各種替芯はその品揃えもさることですが、
調剤薬局で使われる什器に入っているというのがとてもユニーク。
筆記具に関しては、
試筆コーナーにあるものを全て
お店で用意したPPケースに入れ直しています。
ギフトニーズとして応えたいという思いからだそうですが、
とんでもない手間暇をかけてユーザーのことを考えています。
そんななかに並べていただいているカードリッジエア。
見つけた瞬間とても嬉しかったです。
置いてあるものは普通なのに、なんでこんなに心地よいのか?
会社として14年ぶりの新刊書籍の店舗になるそうで、
様々な挑戦があったことと思います。
「ラグジュアリーじゃない、普通の人のための店を作りたかった。」
「20年、30年かけて、地域とともに本屋に寄る習慣を作りたい。」
デザイナーと一緒に自分たちのやりたいことを
1年掛けて作り上げた空間は、とても独特です。
和洋折衷の空間で、常にスピーカーから流れる音があるのに、
感じるのは静寂や静けさ。
和紙や木材から生まれた直線の空間から調和を感じ取られるのかもしれません。
カフェ併設などを行わず、
手間暇を掛けきった空間と選書の力で
これだけの店ができるのだということは本当に衝撃でした。
POPに「魂」という言葉を使われたらもう見入るしかなくなります。
KDMの皆さんの好きが溢れ出しているこのお店が
これからどう地域とともに育っていくのかを
見続けていくこともとても楽しみです。
素直に、地域にこのお店がある子どもたちが羨ましい。
KDM.txt 守山店
〒463-0003 愛知県名古屋市守山区下志段味南荒田2300番1
TEL 052-715-3377
営業時間:午前10時〜午後9時
休業日:不定