新入社員が『アイデアのつくり方』読まされてみた

こんにちは、むーすです。
毎回この書き方から始めているので、会社で使用しているMacが気をきかせて予測変換で出してくれるようになりました。
ちょっと手間がはぶけたよ、ありがとうMac。

『アイデアのつくり方』と学ぶアイデアのひねり出し方

「今日の研修の教科書はこれね。」と渡された本が、タイトルにもあるジェームス・W・ヤング著の『アイデアのつくり方』でした。
1988年に出版されて以来、今もなお支持されつづけている名著だそうですね。
翻訳された文章が苦手で読むのに苦労したのですが、内容はいたってシンプルでした。
最近は商品のPR文やキャッチコピーを考えることが多くなってきたものの、魅力的な文章が書けなくて困っていたのですが、
きちんとして手順を踏まずに「書けない、わからない」というのは違うんだろうなと思いました。
その手順について、つたないながらも要約しつつご紹介したいと思います。

アイデアは既存のものの組み合わせからしか生まれない

そもそも、無から生まれる新しいアイデアというのはないそうです。
原理の一つ目は、アイデアは既存の事実の新しい組み合わせであるということ。
そして二つ目は、その組み合わせを考え、組み合わせたものの間に関係性を見いだせること。
「グーチョキパーでなにつくろう」という手遊び歌がありますが、
それもこれに当てはまるのかなーとか考えてました。
アイデアを作り出す作業って、年齢や時や場所は関係なく、いつのまにか行われていることなんですね。
本書では、アイデアがアイデアになるまでの5つの段階が書かれていました。
これをクリアしていくと、アイデアが作れるとか。さっそく見ていきましょう。

アイデアをつくるための5つの段階について

1段階目は、資料を集めること。
広告したい商品とそのターゲットだけでなく、一般教養から趣味にいたるまで、とにかく情報を集めること。
既存のものからアイデアを生み出すには、素材が必要ですもんね。

2段階目は、資料を噛みくだくこと。
集めた素材をいろんな角度から眺めてみる、何か他の素材と組み合わせてみる。
そうした時に出てきたアイデアはどんなものでもいいから、ノートやメモに書きとめていくこと。
私は自分が思いついた考えを、くだらないと決めつけてすぐボツにしてしまうことがあるんですが、
それはせずに一旦全部置いておくことが大事なようです。
アイデアの貯金箱をつくるような気持ちで、箱の中なんかに書いたものを少しずつ貯めていくことが大切なんでしょうね。

3段階目は、アイデアを放置すること。
組み合わせたアイデアのタネを置いておいて、無意識に任せる。
音楽を聴いたり、小説を読んだり、何か別のことに心を移してみる。
無意識に任せる・・・これだけは得意だという自負があります(笑)

4段階目は、アイデアがふと現れること。
アイデアの放置をへて、アイデアのタネについてずっと考え続けていると、
アイデアが降ってわいてくる。
お風呂に入っている時に浮かぶとかよく聞きますが、これがそうなんでしょうね。

5段階目は、アイデアに手を加えること
ふっと現れたアイデアは、あとになって考えると実はそんなに大したものじゃないということがよくある。
それにはきちんと手を加えてやって、アイデアとして磨く必要がある。
ここまでやって完成って感じですね。

文字に起こすとシンプルですが、実際やるとなるとものすごい労力を使いそうです。
でも、ここまで手間暇をかけるからこそ、よりよいものができていくんでしょうね。

新入社員にはちょっと、いやだいぶ難しかった『アイデアの作り方』

研修のまとめとしてブログ記事を一本書くことを命じられこうして書き上げたのですが、
なんと中身のないことか・・・。
とにかく、イチから全部やるのは難しいので、1つずつ練習していくしかないかなあと思います。
千里の道も一歩から、ですね。
良いアイデアマンになっていきたいです。