定期的なプロのレビューを入れることで、
客観的に見えてきた気がします。
プロにはプロのノウハウがある。でも…。
弊社ではパートナーの前田企画さんに、
自社サイトのコンサルも依頼しています。
作業的には毎月一回のWEBミーティングで、
アクセスの解析と、先月の目標進捗チェックと今月の目標設定を行っています。
Google Analiticsやサーチコンソールを中心に見ていきますが+αもあります。
そして、ただアクセス数を見るだけじゃなくて
サイトを閲覧する人の行動や、それをどう売上まで落とし込んでいくのか、
かなり濃密な1時間を過ごしています。
前田さんとは友人でもあるのでいままでも勉強会風にいろいろと知識を交換したり、
一緒にクライアントのサイトを制作したりしてノウハウを共有してきましたが、
自分がクライアントとして、実際に解析を依頼すると
本当に勉強になることばかりで、やってよかったと思っていますし、
必ず結果が出せると信じて取り組んでいます。
でも、このせっかくのノウハウを活かせる人って、本当に少数なんだろうなとも思うのです。
一朝一夕では売上もアクセスも生まれない。試行錯誤の繰り返し。
WEBサイトは、誕生した時は誰も知らない状態です。
SNSなどを使って地道にアクセスを増やしたり、
徐々に検索に強くなってきたり、時には広告で一気にアクセスを増やしたり、
様々な施策を施しながら、最低1年は本気で取り組まないと結果は出ないと言われています。
実際、一気に増えることは稀で、
デコボコとアクセス数を上下させながら緩やかに右肩上がりにすすんでいきます。
それって新規に事業を始めるときにも似ていて、
商品やサービスを作って、それを営業するためにドブ板で回ったり、
展示会やWEBプロモーションを行ったり、
様々な施策を施しながら、徐々に形にしていきます。
毎月の売上も上下します。
それに一喜一憂しながら、営業の尻を叩きながら
毎月会議を行って、施策に落とし込んで…という会社は多いと思いますが、
私はこのアクセスと似ているなと思い始めてから、
月次の数字は昨年対比と累計しか追わなくなりました。
年間売上高は目標として非常に大事ですが、
様々な外部要因に影響される月次の数字はあまり意味が無いと考えるようになったからです。
試行錯誤を自分でするにしてもチームでするにしても、知識は不可欠
事業を行うということは、
営業だけでなく開発や調達、製造、経理など様々な仕事に分かれています。
WEBサイトの運用も、ただ記事を書くだけではなく
アクセスを伸ばすためには様々な下準備が必要です。
そして、トレンドが日々変わっている、という点でも似ています。
昨日まで成功していた事例が、今日から通用しなくなった時どうするか。
すぐに臨機応変に対応できるのか、など。
営業や開発など会社の機関の部分は、優秀なコンサルが入ったとしても、
経営判断として経営者は勉強しますよね?
その上で、信頼できる内部の管理職や部門長に権限を移譲しているはず。
WEBに対しても同じスタンスで取り組まないと
全く機能しないと言っても言い過ぎではないと思います。
依頼する側も勉強をしないと意味が無い。本気なら。
結局はどこまで本気で取り組むか、というところですし、
それに応じて掛ける予算や手間暇は変わってきます。
今の自社のノウハウやフェーズを考えて、
できることから取り組む、というやり方で行うのが間違いはありません。
多くの企業はWEB無しで事業をやってきたわけだし、今後もターゲットによっては
全然必要のない事業だってあるはずです。
でも、本気でWEBで売上を作りたいなら、
経営者が本気でWEBを勉強しないと意味が無い。
自分が経営者や部門長、責任者であれば、
売上は自分しか責任が取れませんよね。
いくらたくさんの営業を抱えていたって、
その人たちをマネジメントして導くのが経営者の仕事。
優秀なコンサルが入っても、丸投げしていては絶対伸びないと思いますし、
仮に経営者が汗をかかないマネジメントができた組織だとしても、
売上の全責任は経営者にあります。
そして、それはWEBでも同じです。
私はまだまだ知識不足だし、専門家と比べたら全くのひよっこなのですが、
一事業者、一製造業という立場でどうやってWEBを活かしていくか、
日々新たな知識を増やそうと勉強をしていますし、
それを定期的に診断してもらうことで本当に考え方が変わってきました。
プロの仕事を活かすには、こちらもその仕事を理解した上で
食らいついていくくらいの気持ちで取り組まないと
本当のパワーは出せないのだなとつくづく感じています。
というわけで、
ちょっとブログ疲れを指摘されていたので
再加速するための決意表明です。また頑張っていきます。