先日、私の主催している手帳ユーザーのオフ会で
とても印象に残る手帳の使い方をされているユーザーさんがおられました。
一日1ページの手帳を使われているのですが、
そこに書かれている
12899と984という数字。
実は、生まれてから何日目、という数字と、
結婚してから何日目、という数字が書かれているのです。
自分が生まれてから今何日目だなんて考えたこともなかったので
衝撃を受けましたし、すごく良いなと思って見させてもらっていました。
よく「歳を取ると時間が経つのが早くなる」という事象の説明として、
小学校一年生にとっての1年間は人生の1/6で、
60で還暦になった方の1年間は人生の1/60だから
人生に占める割合が違うから早く感じることがあるというふうに説明されることがあります。
しかしながら、人生の時間のスピードは
そのひとつひとつのシーンによって大きく変わってきます。
冒頭のユーザーさんのように、結婚や子供の誕生、就職や独立、
そんな変化によって、
「生まれてからは10850日目だけれど、父親になってからは60日」
という状況が生まれてきます。
それまでの1/10849だった一日から
いきなり1/1の濃密な一日が生まれるのです。
これってすごいことですよね。
ごく個人的な話ですが、
私は生まれてから11142日目に父親になったようです。
そして、今まで生まれてからは11954日経っていますが、
父親としては812日目の全然新米ということになります。
そして、たしかにこの812日は濃かったし長かった。
人生において、自分が停滞している時、
その時は時間のスピードはものすごく早いのだと感じます。
それは積み重ねの上の1/○○だから。
でも、新しいことにチャレンジすれば
また1/1からリセットされるんです。
私の周りでも、いつまでも若々しく活躍されているかたは
常に何かしら新しいことにチャレンジして、
1/1を感じながら生きている様子が見受けられます。
定期的に、自分自身をリセットして1/1を作り出すこと。
仕事でも、趣味でも、なんでもいいのかもしれません。
いいことでも、わるいことでも、きっかけは自分だけが作れるものではないかもしれません。
家族が大きな病気になってしまったとか、
自分が大きな事故にあってしまったとか、
嘆かわしい悲しい事態ではありますが、
人生はそこからまた始まる。1/1がここからスタートするんです。
ちなみに、この記事を投稿している日
2015年9月16日には、1988年4月30日生まれの方が
生まれてから10,000日目を迎えています。
現在27歳、人生のいろんな岐路に立つ年代でもあります。
どうも人間の寿命では桁が上がる大きな節目は10,000日までなので
(27年で1万日ということは、10万日になるには270年必要)
どうか素晴らしい一日になることを祈っています。
明日が、素晴らしい誰かの1/1であり、1/○○でありますように。