不安が世の中を動かしている〜MG研修で体感した非合理的行動について

先週末の二日間、ナガサワ文具センター様主催の

マネジメントゲーム研修(MG研修)に参加してきました。

毎回気づきのある研修なのですが、

私自身は2day研修に参加するのは2回目、

1dayも合わせると5−6回参加したことがあるため、

おおよその流れは掴めており、

まぁなんとかなるだろうという気持ちで取り組んだのですが、

最後の期で見事に凹んでしまいました。

(MG研修自体の説明はいろいろなところでされていますので省略)

2−4期目まで、概ね計画通りに進んでいたのですが、

この「概ね」というところが甘くて、

ギリギリ融資を受けられない自己資本額で着地してしまい

結果手が遅れて次期への準備が整わないまま5期を迎えてしまいました。

周囲は研究開発を4枚積んできており、キャッシュもないので

とにかく現金化しないといけない!と安売りに走ってしまい結局ドツボに…。

5期トータルでどんな会社にしていきたいか、

そして6期目以降にもどうつなげていくか、を考えられていなかった。猛省です。

「お金がない」「周囲に価格競争力が有る」というシチュエーションに追い込まれると

不安から安易な手を打ちたくなってしまう。

これって、実際のビジネスでもよく起きるシーンではないかなと思います。

伊藤洋一さんが解説されていましたが、

今の世界的株安の動きも元をたどれば

中国経済が「本当のところどうなのかわからない」という疑念から

不安が不安を呼び込み、一気に流れが加速しているようです。

人間は非常にエモーショナルな生き物なのだなと

改めて身を持って実感した週末でした。

今回はゲームの中の話で本当に良かったです。

そして、今回の研修は私と弊社内定者の2名で参加してきたのですが、

新人教育という意味でもまず

ヒト・モノ・カネの動きをゲームから体験してもらうというのは

非常にいいきっかけになるのではないかな、と感じました。

ひとつの共通言語を持っていることで

スムーズに業務に入っていけそうな手応えを感じています。

今まで色々な研修に参加してきましたが、

やっぱりMG研修が一番費用対効果が高い!

オススメです。

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株式会社ロンド工房 クリエイティブディレクター。商品の企画、製造、営業を行っている。てちょけん会長、ステラボP、K3事務局長など。