感情のコスト(Emotional Cost)という考え方を取り入れる

ねぶたの起源は坂上田村麻呂という伝説もあるようです。

メンタルヘルスブログの分野では
Emotional Costというのは専門用語のようですが、
日本語で感情のコスト、感情コストという言葉は
そこまでメジャーではないのかもしれません。

単位(感情)労働コストは急落?=貧乏暇なし&ストレス増大

金銭的、時間的コスト以外に
一番大きな存在として
感情のコストというものは確かに存在しています。
面倒な人間関係が理由で
最悪職場を離れないといけない、という状況は
誰しも目にしたことがあるのでは?

自分の得意、苦手を理解した上で、
苦手なことは積極的にアウトソーシングし、
得意分野で売上を伸ばしていくことが
ビジネスを行う上では非常に重要です。
ましてビジネスにおいてはドーピングなんか存在しませんし、
お互いに気のおけない、信頼の置けて得意分野の異なる
仲間や、仕入先、得意先を見つけて
自分オリジナルのチームを組んでいくことで
仕事はより快適になっていきます。

時には金銭的コストで解決できる問題もあるでしょうし、
「そりが合わないから取引しない」という理由も十分説得力があると思います。
気持ちのいい人たちと、出来る限り仕事をしたいものですからね。
チームビルディングでは、近づいたり、離れたりしながら
お互いに居心地のよい距離感を見つけていく。
試行錯誤は必要です。

自分の中の「嫌だな」「不快だな」「面倒くさいな」という
負の感情を我慢してコストを払い続けることはやめて、
どうやったらそれらを回避することができるか、
解決することができるか、というマインドで世の中を見てみると、
ひょっとしたら自分が不快と思わないことも
多くの人が不快と思っているかもしれませんし、
それらを解決できれば、結構ビジネスチャンスって転がっているものなんです。
「請求書の発行がどうしても面倒だ」という個人事業主、中小企業の問題解決のために
数多のクラウド請求サービスが生まれているように。

日本人は嫌なことに対して我慢しすぎるきらいがあります。
「うつ」は心の花粉症のようなものですから、
誰にでもなる可能性のあるもの。
でも、出来る限り予防はするべきだと思うのです。

「快」の感情を追い求めてそのために
仕組みや人間関係をスクラップ・アンド・ビルドして創意工夫することは
心の健康にも良いですし、
世の中が進歩するためには大切なことだと思うのです。

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株式会社ロンド工房 クリエイティブディレクター。商品の企画、製造、営業を行っている。てちょけん会長、ステラボP、K3事務局長など。