2018年になりました。あけましておめでとうございます。
2018年のdünn、ウェブサイトを一新
昨年は、インテリアライフスタイルへの二年目の出展、ソロパスケースの発売などのトピックがありました。特に、リブランディングしたdünnのカードリッジ、ソロパスケースの素材であるWertレザーの商品が「薄くてカラフル」というお声を多くいただき、たくさんの店舗様で展開いただけたのはとても嬉しい出来事でした。
2018年を迎えるにあたり、dünnサイトのリニューアルを行いました。どうやら昨年も年末年始で作業をしていたようですが、なかなかまとまった時間を取れるのがこの時期しかないようです。dünnの持つメッセージをより視覚的に伝えられるようになったのではないかと思っていますので、特にスマホで、ぜひご覧いただけましたら幸いです。
https://rondowerkstatt.com/dunnleather/
「かろやかに、暮らしを彩る」メッセージに込めた思い
2018年の新たなキャッチコピーは、「かろやかに、暮らしを彩る」。薄くて軽い革小物で、手ぶらで出かけるライフスタイルを提案してきたdünn。そのコンセプトに沿った、薄くて軽いのものが大好きなミニマリストの方だけではなく、日常の様々なシーンに寄り添うプロダクトとして広がってきています。
カラフルでかつ本革、Made in Japanの本格的な革小物なのに薄くシンプルで持ちやすい。いくつか持てば、その日の気分に合わせて小物を入れ替えることができます。置き換えるのではなく、添えることができる革小物としてギフトとしても喜んでいただいています。
そんなdünnを生み出した時に考えていたことを、改めてメッセージとしてサイトのトップに載せました。気持ちを新たにするとともに、デザインの軸をぶらさないようにしたいという思いがあります。
Message
人は、「モノ」を作り出し、持ち運び、身にまとい、使い続ける。機能拡張としての「モノ」の存在は、人間を人間たらしめる大きな要素です。しかし、人にとって大切なものが「モノ」から「コト」へと変わる大きな時代の渦が生まれています。デジタルツールが普及し、身の回りから道具が減り、画面の中に熱中する人々。
その一方では、体験や人との繋がりを求めるという反動が起きています。本質は、五感をフルに使わないと自分のものにすることができないと、多くの人が本能で理解しているのでしょう。
多くの人とや場面、そして世界と出会いたい。いつでも行きたいところにどんどん気軽に出かけていきたい。そう考えた時に、身の回りのものから身軽にしてみようと考えました。
ほんの少しの大切なものをdünnに入れてポケットに。そして目一杯飛び回る。そんな思いを込めて、これからもデザインを続けていきます。
dünn 代表 荒川 翔太
「中量生産」という姿を追求し続ける
昨年、編集の木庭さんとお話していて出てきたキーワード「中量生産」。大量生産品のようにありふれたものではなく、個人の制作した一点ものほど価格は高くない。良いものを、必要としている方に必要なだけ、安定的に適正な価格で届ける。そんなメーカーとしての新たな定義が生まれてきています。新しいものづくりのトレンドになりそうですし、求められている姿でもあると感じます。
中量を生産して販売する以上、ビジネスに関わるキーマンは仕入先様から販売先の代理店様、小売店様、そして実際に商品を手に取って下さるお客様まで多岐にわたります。それぞれの事情がある中で、「dünnと関わって良かった」と思ってもらえるような、皆様に喜んでいただけるようなビジネスを構築しないといけないという使命感を持って取り組んでいます。
今年も、インテリアライフスタイル東京2018への出展をはじめ、様々な仕掛けを行う予定です。皆様のお力添えをいただけましたら幸いです。本年もよろしくお願いいたします。