ほんとはあんまり紹介したくないのですが特別に。
彩色剪紙えとしおりのレーザー加工を依頼している
株式会社ロッカさん。
今回、dünnの包装用箱の相談もさせてもらおうと
荒川区の会社に打ち合わせがてらお邪魔してきました。
下町に日本一のレーザー加工工場があった!
佇まいは、荒川区の下町にあるいかにも町工場、という雰囲気です。
むーすさんは初めての訪問だったので
レーザー加工機についていろいろと説明をしていただきました。
こちらはX-Y式。
パワフルで垂直にレーザーが照射されるので厚物の加工などに向きますが
スピードはそこそこです。
こちらは大型高速機。
ガルバノ式という構造を取っており、
機械的にヘッドが動くX-Y式とは異なり
ミラーでレーザーを反射することで素早くカットすることができます。
800×800サイズの大型機が
本格的に運用されているのは現在日本でここだけだそう!
ミラーを使ってレンズを動かすので圧倒的なスピードがありますが、
レーザー光は斜めに照射されることになるので
薄物の加工に向きます。
大型高速機のヘッドはこんな感じです。
他に、小型高速機も運用されています。
こんな細かな作品例も飾られていました。
本物のレースみたい!
高速機を使っても数十分かかるそうです。
レーザー表現の癖を覚えると
いろんな加工ができそうですね。
こういった付箋を販売もされています。
圧倒的な実績数と丁寧な対応
特に印刷屋界隈では、
「レーザーを入れてみた」というような業者は増えていて
いろんな試作品やデモンストレーションを
見る機会が増えています。
しかし、いざ商業レベルで使用しょうとすると
素材との相性や量産時のオペレーションについてなど
様々な問題が起こってきます。
ロッカさんが素晴らしいのは圧倒的な実績数があるため、
機材の運用のノウハウがあり、
最終成果物まで責任を持って納品して下さるところです。
こちらの難しい依頼に対しても
議論しながら妥協点を一緒に探っていける
本当にパートナーだなと感じられる加工所さんです。
(本当はあんまり紹介したくないのですが、
「まだまだ機械は稼働できる!」と仰ってたので記事にさせてもらいました)
そんなロッカさんの技術がつまった商品がこちらです。
ぜひお手にとってその繊細さを感じてください。