万年筆のインクは水で伸ばすと、また違った顔を見せてくれます。どんな風になるか、実際に書き比べてみました!

カルトドゥコロリアージュで万年筆のインクを塗り絵の画材として使用しているのですが、やはり普通にペンで字を書いたときと水で伸ばして塗ったときとでは、色の見え方が全然違ってきます。
コロリアージュでは、塗ることそのものに加えて、こういうインクの色の変化にも注目していただけると、もっと楽しみが広がるのではないかと思います。
そこで、私の手持ちのいくつかのインクで書き比べをしてみました!

まずは青系のインクから。

1.こちらは普通に筆記すると紺色に見えるインクです。
水で伸ばしてみると黄味がかった青色になりました。
澄んだ空のように爽やかな色ですね。きれいです。

2.こちらは先ほどのインクよりも色が鮮やかなもの。
伸ばしたあとも普通にペンで書いたときと変わらない色味に見えます。

次は緑色。

3.これは手持ちの中で一番気に入っているインクです。
書いてすぐは青っぽい色なんですが、時間が経つと深い緑色に見える色。
どれだけ書いてもこの色の変化に全く飽きないです。
伸ばすと1のインクに似ているかな?
でも重ね塗りを繰り返すうちに、それぞれの特徴が出た色になっていくんでしょうね。

4.対して、こちらは鮮やかな黄緑色。
伸ばしたら色が淡くなってすごく涼しげな色味になりました。

紫系のインクもあります

5.普通に書いても淡い薄紫のインク。
伸ばすともっと淡く優しい色に。
朝焼けや夕焼けのグラデーションの中に隠れていそうでいいですね。

6.こちらは、普通に書くと赤みのあるグレーといった感じの色。
水で伸ばすと赤みがよく感じられ、紫色っぽくなりました。

橙色も

7.筆跡は結構パキッとしたオレンジです。
伸ばしても強いオレンジ色が出るのかと思いきや、意外と優しい色でした。
色が薄まったところはピンク色にも見えます。

万年筆のインクっておもしろい!

水で伸ばすことで、インクに隠された色が表面に出てくるんですね。
ちなみに、このイラストは
・象:1
・葉:4
・つぼみ:6
・花:7
で塗っています!
特に7のオレンジのピンクっぽい色の変化はよくわかるのではないでしょうか。
オレンジで塗ったのに実際の色はピンクになるとは、ちょっとしたひっかけですね(笑)

写真がヘタなので、実際のインクの色味をお伝えしきれていないところはあるかと思いますが、どんな変化が起こるのかはなんとなくわかっていただけたかと思います。
万年筆のインクは塗ってみてはじめてわかることが多くて、思ったよりも楽しいです。
みなさんもぜひいろんな色で試してみてくださいね!

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