紙の本は空間を作り、場の人間と知識を共有する

情報の共有って、感覚的に訴えるしかないのだろうなと。

いつもとても参考にしている永江さんのブログから。

昔は新聞や雑誌など、印刷物がたくさんあった。ホワイトカラーのお父さんがいれば、新聞なら数紙は購読するのは普通だし、雑誌も何誌も買っていた。ネットと印刷メディアの大きな違いは
印刷メディアは複数で回し読みする
という点です。家や職場に新聞が数紙あってラックにかかっているのが普通だったから、みんなで回し読みもしていたわけです。「ほら、ココ読んでみな」みたいな会話もあった。しかしPCやスマホの普及で一気に印刷メディアが大減少した。結果、
情報収集する人はするけど、しない人はまったくしない
と、二極分化してしまったというわけです。
引用:More Access! More Fun!

印刷は終わった、新聞はダメだというのは通説ですが、
一方で「本屋×○○」という業態の店は増え続けている。
町の書店はなくなってるけれども、
ブックカフェや、泊まれる本屋ですら全国に増えてきているのである。
蔦屋書店とかもそうですし、
台湾の誠品書店なんて館内にガラス工房体験まであったりとかなんでもありで
書籍はあくまでも空間づくりの一つのきっかけ。

古書のキュレーションサービスも面白いです。
ほんおやさんなんかもそうですよね。
本は人生のおやつです!
カフェや美容室、レストランの本棚を
こんな雰囲気で演出したいから古書を選んでほしい、予算いくら。
場作りの演出ですよね。

紙の本の最大のメリットは、
貸し借りが用意なところ。
「ちっとこれ読んでみて」というコミュニケーションが自然に生まれる。
また、現実世界に物理的に存在している本は
その空間に世界観を生み出すことができる。
会社訪問をしていても、
素敵だなと思う会社には必ず大きな本棚がある。
選書にはその人の生き方が現れるから
背表紙を見るだけで人となりを感じることができる。

私も一時期電子書籍礼賛派で、今もKindleでもアプリでも読んでいるのですが、
最近はわざと紙の本を買うようにもしています。
チーム内で回覧したいなと感じた時に、電子書籍だとどうしようもないので。
会社の本棚も定期的に見直しながら、
読んで欲しい本を前の方にもってきたり、
(気付かれているかはさておき)
おすすめを貸したり、ということもやっています。

家族に対しても、これから見せるための本棚は必要だなと思っています。
新聞を今からわざわざ取ることはしないかもしれませんが、
祖父の家の本棚で見たこともない本を見ると
ワクワクしていたのを思い出すので。
やっぱりそういった場は子供にも残していきたいです。

場の演出手段としての本、
知恵の共有としての本、
電子化が進むからこそ、厳選された良書が
選ばれて残っていくのかなと感じています。