こころとこころを書で結ぶ。「結書」という書のかたち。

こんにちは、むーすです。
突然ですが、皆さんは自分の書く字は好きですか?
私は小さいころから今に至るまでずっと書道教室に通わせてもらっているので、それなりの字は書けるつもりではいるのですが、
それでも自分の字に納得がいかなかったり今ひとつだなあと思ったりすることは少なくないです。
字を習っていてもこんな感じなので、私の周りにいる字にコンプレックスを持つ方は、
そもそも書くこと自体を苦痛に思うことも少なくないようです。
文字は指紋のようなもので、その人だけが持つ、その人だけのもの。
それを嫌うより好きになれたら、どんなに書くことが好きになれるでしょうか。

自分の字を好きになって、もっと自分自身のことも好きになれるように。
そんな願いを込めて活動していらっしゃる書道家の先生がいらっしゃいます。
その先生が開かれたお教室に先日参加してきました。

沖縄で生まれた書道、結書とは

まず、結書のご紹介をしたいと思います。
結書は、沖縄の結書家・新里利浩さんがつくられた独自の書道で、一般的に書道と聞いて思い浮かべるものとは全く異なる書です。
一般的な書道は、とめ、はね、はらいなどといった運筆のテクニックを、お教室の先生の手本を真似たり、
古典の作品に忠実に練習したり(臨書といいます)することで、自分のものとしていきます。
ところが、結書はそういった書道に求められるテクニックはあえて一切要求しません。
必要なのは「書くことを楽しみたい」という気持ちだけです。
字にコンプレックスがある方でも書くことを楽しめるように、
自分の字が好きになることで自分自身のことをもっと好きになれるように、
というのが結書の目的なのです。
柔軟に、自分の思うがままに、まるでイラストを書くかのように自由に筆をすべらせます。
大事なのはきれいに書けたかということより、楽しく描けたかということなのです。

結書体験レポ!実際に体験してきました

これが初めてのような書き方ですが、これで三回目です(笑)
前回の参加からブログ記事にさせていただこうと思っていたのですが、
写真不足だったので改めてリベンジしてきました。

結書に必要な道具はこちら

まずはお稽古に必要な道具から。
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小筆、墨汁、墨汁を入れるための小皿、半紙、下敷き、新聞、雑巾 これだけ!
どれも簡単にスーパーなどで手に入りますが、書道具屋さんのような専門店で揃えることを断然おすすめします!!
特に筆ってちゃんとしたところで買うと結構お高いんじゃ・・・と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、実はそんなことは全くないんですよ。
1,000円以下でも使いやすい筆はゴロゴロ転がっています。そう、専門店ならね。
冗談はさておき、専門店だと自由に筆の試し書きができます。
それに、店員さんにどういう用途で使いたいか、筆のかたさや穂(毛の部分全体)の長さの希望を伝えて、いろいろ教えてもらいながら購入できるので、自分でなんとなく買うよりも失敗は少ないでしょう。
自分の好みに合う筆は、書いているだけでこころがときめくものです。
書道はいい道具を持つことから始まります。ぜひ、筆選びも楽しんでみてくださいね。
私は書遊さんによく行くのですが、品揃えが豊富でお安く購入できるのでおすすめです。

さらに小さな筆もあります。
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こちらは結書教室オリジナルの、結書向けの筆です。
他のこのタイプの筆に比べて、結書を表現しやすいように穂は短めに作られています。
1,500円というお手頃価格で販売中です。

ウォーミングアップで手先の緊張をほぐしましょう

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結書で大切なのは柔らかな筆運び。
ウォーミングアップで筆に慣れ、手首を柔らかく動かしていきます。

軽いストレッチでこころとからだも軽く

5分ほどウォーミングアップを済ませると、今度はストレッチの時間です。
脱力し、首や方を回したり、大きく伸びをしたりして、からだ全体の緊張もほぐしていきます。
BGMとして沖縄民謡調の音楽がかかっているので、こころもゆったりと落ち着いていきます。
からだに余計な力が入っていると字にも響いてくるので、こういう準備体操は大切ですね。

お手本をもとに字を練習していきます

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その日書く作品を、たくさんあるお手本の中から一つ選びます。
生徒はみな違う文字を書くというのがおもしろいところです。
私はこちらのお手本を選びました。半紙に書いてあるほうは私の字です。
とりあえず見よう見まねで練習していきます。
ぱっと見ていただいて、
・結び(「す」や「は」などにある、丸い部分)が大きい
・横線が太い
・線が柔らかい
・線の強弱がはっきりしている
ことがよくわかると思います。
書き順や文字の形もある程度自由です。
この自由さが結書の特徴なのです。

結書の描き方レクチャーも

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お手本をひと通り練習したら、ホワイトボードでのレクチャータイムに移ります。
今回のポイントは、①二本の筆を使うこと②横線の引き方でした。
本来書道では作品の流れを切らないように、途中で筆を持ち替えるということはしませんが、
結書では表現の幅を広げるために行います。
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横線はただ横にまっすぐひっぱるのではなく、斜めにしてみたり、曲げてみたり、丸めてみたり、
色んな書き方を模索します。

沖縄名菓「ちんすこう」で休憩タイム

1時間ほど練習したら休憩です。
毎回新里さんが沖縄からおみやげを持ってきてくださります。
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これが元祖ちんすこうらしく、味は素朴でやさしくとても美味しいです。
色んな味つけがされたものがたくさん出回っていますが、これを食べるとシンプルが一番だと思います。

休憩が終わったら清書の時間

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ハガキ大の清書用紙が二枚配られました。
いよいよここに描きます!
今年は新里さんが書道家になられて10周年。
その記念に、描けた作品を他県の教室の生徒さんと送り合うという企画が行われます。
私が書いたものもどなたかに渡ることになります。緊張です。
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そして描けたのがこれ!下が私が描いたものです。
紙の中にうまく収めるのが苦手で、上のかたまりと下のかたまりの間が空いてしまいました・・・。
あと一枚紙が残っているので、また書きなおそうかと検討中です(笑)

できあがった結書を鑑賞します

全員が描き終わったら、それぞれが描いたものを回覧します。
描いた作品の字も描き方も三者三様なので見るだけでも楽しいですし、
「こういう描き方があったか!」と勉強にもなります。

回覧が終われば後片付け。
終わるときにもストレッチで体をほぐし、あいさつをして本日のお稽古は終了です。

結書が終われば、飲みの時間!

お稽古終了後、時間のある人は一緒にご飯を食べに行きます。
私は結書に参加した三回ともご一緒させていただいています!

入るお店はその時に決めます。
今回入ったお店は、七輪焼きが目玉のお店でした。
・・・ということに、お店に入ってから気づきました(笑)
立派な七輪が運ばれてきて、
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たっぷりの具材。
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これらを豪快に焼いていきます!
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結書家の先生である新里利浩さんがこの方です。
珍しい七輪の前で、ノリノリで写真を撮らせていただきました!
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美味しいごはんで話も弾み、この日も楽しい時間を過ごさせていただきました。

結書の教室のご案内

さて、最後に結書教室の詳細についてのご案内です。
私が参加したものは、沖縄県外のワークショップです。
県外ワークショップは、東京、大阪、福岡、北九州の4ヶ所で行われています。
初回受講料はどの教室も一律2,500円です。
県ごとの2回目以降の参加費や、場所、時間はそれぞれ異なるため、
ぜひホームページでチェックしてみてください。
結書家 新里利浩

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